皆さんはヴィンテージショップなどでチェアやソファを購入されたことは
ありますか?ネットショップなどで説明文をみると「座面の中材、生地は
交換済み。フレームはサンディング、洗浄後、チークオイルにて仕上げ
ました」と、さらっと記載されていたりしますが実際そんなにさらっとした
作業じゃないんですよね。やはりしっかり仕上げるためにはちゃんとした
材料と手順が必要です。それを1つ1つきっちり行う職人さんたちは凄い
ですね。
ではさっそくいきましょう。まずは座面を直していきますね。まず座面を
フレームから外したら裏布をはがします。張り材はたいていタッカーという
ホッチキスの大きい版みたいなもので止まっていますのでマイナスドライバー
とペンチで1本1本抜いていきます。本当は専用の道具もあるのですが、プロ
ではないのでわざわざ買う程でもないですね。
ドライバーの向いた先に手や体があるとドライバーが滑った時に刺さります
ので注意!です。

さてはがし終わると中が見えました。やっぱりウェービングテープが切れて
いますね。このチェアは上から張り時(レザー)→ウレタン→麻布→ウェー
ビングテープという感じで重ねられています。ウレタン以外はすべてタッカー
で止まっていますのでどんどん抜いていきます。と言ってもかなり力も必要
な作業です。僕の場合はペンとボールを投げる以外は特に利き腕の区別が
ないちょっと変わった体質なので工具を持ちかえて握力をもどしながら抜いて
いきますがそれでも手には豆ができました。
全て抜いたタッカーの針を数えたら239本ありました。疲れたー(T T)
というわけで今回はここまで(^^;)新しいウェービングテープが届く
までに次はフレームの塗装です。つづく!・・・のか??
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